|
「天命が見える」より、後半にあるQ&Aからの抜粋
天職というのはありますか? この職業が私の天職なのかを知りたいのですが。
人には課せられている宿命・運命・天命の三つがあります。宿命とは生まれながらにして備わっているものです。健康な人、病弱な人、裕福な家庭の人、貧乏な人、芸術的環境に生まれた人、職人の家に生まれた人などさまざまですが、これは先祖から受け継いだ因の結果であって、誰も変えることはできません。
次の運命とは、その宿命をどのように開花させてゆくか、という努力によって、変わってゆくのが運命です。例えば病弱な種でも毎日水をやり、肥料を与え、害虫を除いてやると立派な花を咲かせます。一方、どんな優良な種も手入れせずに放りっぱなしにしたり、間違えた栄養を与えてしまうと、開花は望めません。
最後の天命とは、宿命として定められた種に、最適の努力をして、花を咲かせ、果実を実らせてゆく姿を指します。
宿命としての性質が政治家的であれば、政治家としての道を真っ直ぐに進むことが天命であり、医者としての素質の人は医療の道に進むことが天命であります。すなわち、宿命に最適な天命を行う者は、最も良い運命に巡り合って行くわけで、これを天職といいます。
その天命を知るためには神示によって伺う方法や守り主を霊査してその性質をつかむ方法があります。ただ、他から知らされた天命は、他人に命令されているような気がして、自分のものと信じられない人はいたずらに伺うものではありません。
では天命を知るにはどうしたらよいのでしょう。各人、天から授ずかった使命を本能的に感じる直感があります。それは好みという形で認識されているのです。ところが、この好みというものは、まわりの環境や、他人との比較や欲目、劣等感などに影響され、ゆがめられやすいのです。
周囲の様々な影響を取り払い、自分の奥に潜んでいる本当の好みが感じられたら、天命にかなった天職が得られます。
そのためには、周囲の状況に左右されない、強い自己を確立することが必要です。そういう自己をつくるために、祈りや行というものがあるのです。祈りによって得られる最高の境地は不動心です。
‥‥‥(後略)
|